訪問日:2013年2月23日・24日
訪問者:吉田、黒澤、板津
今回は荒浜小の清掃ボランティアに参加しました。また、卒業生のみなさんへ卒業記念品をお渡しさせて頂きました。
23日早朝に和光市を出て、9時頃に荒浜小に到着。校庭には前日の雪がまだ少し残っていました。
今年の卒業式と新学期から、いよいよ荒浜小の校舎に生徒が戻って来られます。そこで今回、ボランティアを募って校内の清掃を行うとのことで、私たちも参加させて頂きました。
津波被害を受けた1階は作り直したため、このように綺麗な状態です。今回は2階、3階の清掃でした。
作業は机や備品を教室に仕分けたり、窓や床を拭いたりなど。ボランティアの方が予想以上に集まったようで、あっと言う間に終わってしまいました。
清掃の終了後、代表の生徒へ卒業記念品を贈呈しました。
今回は卒業生のみなさんへ「手ぬぐい」と「皿回しセット」を贈らせて頂きました。
荒浜小を後にし、お世話になっている加藤さんの家へ。小学校での午後の作業が無くなってしまったため、お庭の雑草を刈らせて頂きました。
加藤さんのお宅の前の堤防が出来上がってきていて、切なくなります。付近のみなさんが立ち退かなくても良い方法は、ないのでしょうか…
夜はみなさん集まってくださり、ごちそうになりました。本当にみなさん暖かいです!
東北一の生産量を誇る、亘理のいちご。甘くて大きくて、とても美味しいんです。
今回は黒澤君が大人気!お母さん達もみんな、歌で大盛り上がりでした。
皿回しをあっという間に習得してくれた、加藤さんのお孫さん。技を見せてくれた時は、感動しました。今回はこの2人に会えて、本当に良かったです。
2日目の朝は、お母さん達の手作り『ほっき飯』を頂きました。はらこ飯と同じく、亘理町の郷土料理です。
再び荒浜小へ行きました。校庭は貝殻も混ざった砂浜のようで、このままなのか心配です。
荒浜小にてみんなで撮りました。
荒浜小の校舎に生徒が戻って来れるようになり、本当に良かったです。しかし、まだまだ問題点も多いこともわかりました。通学路の道は整備されておらず、街灯もなく、校庭には遊具がひとつもなく、写真のように現段階の校庭は砂浜のようで、運動は難しそうでした。生徒が通常通り勉強できる環境には、まだ時間がかかりそうです。新入生の数も減ってしまっているようです。保護者の方にとっても、この地域に残るかどうかは、難しい決断です。
荒浜小がもとのようになるには、荒浜地域全体の復興とセットなのだと改めて感じました。例え校舎の設備がもとに戻っても、地域が機能していなければ、子供達は安心して生活することができません。樹林ワンパクは荒浜小を支援するイベントですが、今後はそうした荒浜地域が抱えている問題も知り、共有していけたら良いのかもしれません。そのことが、継続して荒浜小を支援する事につながると感じました。
いろいろと課題が多い事がわかりましたが、それでも元気な子供の姿が見られた事が嬉しかったです。これからも、和光市からできることを続けていきたいですね。